今回は、英語の勉強についてです。私が常におすすめしている英語勉強法は、YouTubeを使って毎日英語に触れ、情報を英語で仕入れていくことです。これによって、”真の英語力”を身につけることができます。

◎真の英語力とは... 
さて、真の英語力とは一体どういったものでしょうか。図の色の付いた部分、全体が真の英語力です。真の英語力とは、ネイティブに通ずる英語力と、それに準じた教養力の両方を兼ね備えた力を持っているということを意味します。実用性がある英語力を意味します。すなわち使える英語力ということです。
英語力
外国人の人と話をするとき、英語力も大切ですが、教養力も欠かせません。たとえば、今日チェコ人と出会ったとしましょう。ほとんどの日本人の方は、チェコという国を聞いてもあまり詳しくは知らないと思います。さて、何を話しましょうか。チェコってどこですか?どんな国ですか?....。話そうと思っても、はじめはこの程度しか話すことができないでしょう。答えが返ってきたとしても、チェコの背景知識がないため、理解するのも難しくなります。
一方、アメリカであればどうでしょうか。日本にいても、アメリカの情報は多く入ってきているので、アメリカに関する知識は多いでしょう。アメリカの大統領の政策について、アメリカの歴史、文化、観光地....。たくさん知っているので、多くのことを質問することができ、背景知識を事前に知っているので相手の言っていることも理解しやすくなります。英語を話すスピーキング力は必要ですが、話せる内容、ネタも持っておかなければ話を続けることは出来ません。日本人同士で話していても、ネタが思いつかず雑談が苦手という人も多いでしょう。話せないのは、英語力だけではなく、教養力の欠如でもあるのです。

◎TOEICの勉強をしていては意味がない
日本人が英語を勉強しようとするとき、まずTOEICを勉強しようとします。TOEICの参考書を購入し、ひたすら模試を解き続ける。いわゆる中学・高校で行ってきた受験勉強と同じことをしてしまいがちです。もちろんこの勉強をきちんと行えば、TOEICの点数も伸びます。それなりの英語力はつきます。ただ、TOEICの点数だけを伸ばして果たして意味があるでしょうか。TOEICで”真の英語力”を身につけられるでしょうか。
英語力 2
TOEICで測っている英語力は、上図の黄色部分、英語力のなかの一部でしかありません。ここをいくら完璧に、TOEIC 990点とれるまで勉強し続けたところで、真の英語力は全くつかないことがわかるかと思います。大切なのは、真の英語力の全体を意識し、全体に磨きをかけていくことです。ベン図の全体に磨きをかけていけば、おのずとTOEICの英語力にも磨きがかかり、点数も伸びていくでしょう。
私のブログでは、アメリカのテレビ番組やYouTube番組に出てきた単語をほぼ毎日紹介していますが、その単語はTOEICに出ない単語ばかりです。しかしながら、アメリカのテレビ番組を見ていれば頻出する単語ばかりで、その単語を知らなければ、テレビ番組を100%理解することはできません。真の英語力には、無限の語彙力(3万語4万語以上)が必要なのです。

◎真の英語力を身につけるために
真の英語力を鍛えるためには、無限の語彙力(TOEICやテストに出る出ないにかかわらず)、無限の英語力を身につけることを意識し取り組んでいくことが大切です。それと同時に、海外の人に説明できるよう、日本の文化、歴史の教養を身につけた上で、海外の様々な文化や歴史を知っていく必要があるのです。
日本に居ながらにして、どのようにこの真の英語力を鍛えればよいのでしょうか。それは、YouTubeで海外番組を見るということです。無料で全世界の動画がいつでも好きなだけ見ることができます。その動画を見ることで、英語力もつけることができ、教養力(時事ニュース、海外の文化的背景など)も身につけることができます。

「英語学習は日々の努力が必要です」とECCの広告に書いてあったのを見たことがあります。確かにその通りです。時間がかかります。日々努力できるようにするには、英語の勉強が楽しくなければ続きません。TOEICの模試勉強は、受験勉強のようなもので、楽しいと思う人は少数だと思います。であれば、楽しいと思う勉強法に変えればいいだけです。私にとっては「YouTubeで生の英語を学ぶ」ことが最高の勉強法だったというわけです。皆さんも楽しく、毎日続けられる勉強法を探して、真の英語力を身につけてください。(もちろん、YouTubeを見ているだけではスピーキング力やライティング力は身につかないので、工夫して、複数の勉強法を両立していく必要があります。)


【このサイトの使い方】(追記2018/3/29)
このサイトでは、普段私がYouTubeで動画を見る中で、知らない単語があれば、その都度サイトにメモをし、まとめています。基本的に単語やイディオムを紹介するのは1回のみです。私が使いこなせ、かつ意味も知っている単語は紹介したいのですが、再度紹介はせず、スルーしています(時間短縮のため。ほぼ毎日単語、イディオムを紹介していますが、ネタが尽きたことはなく、あふれるように知らない単語が出てくるので、1回しか時間的にも紹介しきれません。)本当に重要で、面白い単語は2,3回は紹介するようにしています。

このサイトから学べることは以下の二つです。

YouTubeで英語を学ぶという勉強法があることを知る
普通の日本人であれば、英語の勉強を始めるとき、受験勉強の延長で考えがちです。しかし、ネットには、無料で大量の英語教材が溢れているのです。このサイトを見れば、それがわかるでしょう。

洋画やニュースを字幕無しで見るには、膨大な語彙力が必要であることを知る
このサイトで紹介している単語は、TOEIC、TOEFLに出ない単語ばかりです。しかし、洋画や日常会話でよく出てくる単語ばかりです。字幕無しで洋画を楽しむには、膨大な語彙力が必要だとわかるでしょう。

私は読者にそこまで優しくはないので、無駄にわかりやすい解説はこのサイトで行っていません。(逆にわかりにくくしたほうが、日本語に頼らずに済むので、英語力向上として効率がいいと思っています。)このサイトで英語学習も可能でしょうが、上の2つのことがわかればそれで十分でしょう。あとは、”真の英語力”をつけるために何をしなければいけないのかを自分で考え、実行してください。習慣化でき、毎日やっても飽きない勉強法を見つけてください。



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